辛い時に逃げるのは、ありかなしか?

 

辛いときに逃げるのは、ありかなしか?

これは、「あり」です。

なぜならば、人間の本能的な選択肢だからです。

では「あり」を選んだ時のポイントと併せて、詳しく解説していきます。

 

 

辛い時の人間の心理

「辛い」と感じる現象は一体何なのでしょうか?

心が苦しくなって、気持ちが沈んでしまう、夜眠れない・または朝早くに目がさめてしまう、食欲がわかない…

ひどい場合には、病気になってしまう…

世界保健機構(WHO)の調査によると、2万種を超える病気のうち9割がストレスが原因とされています。

辛いと感じる時には、必ず「ストレス」が要因になっています。

では、「ストレス」とは一体何でしょう?

まず2つの言葉をご紹介します。

①ストレッサー:ストレスの原因になる出来事(外圧)

②ストレス:外圧をどのように受け止めるかで発生

 

例えば、「もぉ~ほんっと、あの上司ストレスなんだよね!(;´Д`)」という会話。

厳密に言うと、上司はストレスではなく、「ストレッサー」(ストレスの原因になる出来事(外圧))なのです。

通常人間は外部からの出来事(圧力)に対応できるエネルギーを持っていますが、何らかの原因で対応できる十分なエネルギーがないと、外部からの「出来事」ではなく「圧力」と受け止めてしまい、言わゆるそれが「ストレス」となるのです。

 

人間が外部からの圧力に出会った時、本能的な選択肢として「闘う」か「逃げる」があります。

例えば、野生の鹿がライオンに出会った時、ほとんどの鹿が逃げる選択をすると思います。しかし、人間の場合イヤな上司に仕事を頼まれてもほとんどの場合「イヤ(逃げる)」もしくは「自分でやれよ(闘う)」とも言えずに、「はい(逃げる闘うどちらでもない)」と返事をするのではないでしょうか。

この場合、本来人間に備わっている「逃げる」か「闘う」の反応をしていないため発散しきれず、外部からの出来事(外圧)が緊張となり感情が身体に閉じ込められて「ストレス」になります

 

本当は逃げたい、または闘って歯向かいたい、けれど、それが出来ないがゆえに圧力が自分の中に溜まり「辛い」という現象が起きてくるのです。

 

 

「あり」の捉え方のポイント

学校に行きたくない…

会社に行きたくない…

このような経験をされた事がある人は多いのではないでしょうか。根本的な原因になっているのは上記で述べた、「ストレス」や「辛い」という感情からくるものです。

 

「心身(しんしん)」=こころとからだ

という言葉があるように、心と体は繋がっています。

心が病めば、お腹が痛い、頭が痛いなど体にも不調が現れてきます。

病気や怪我をして体を病めば、ネガティブな発想になり心も落ち込んできます。

 

心と体が病んで深刻な状況になっては元も子もありません。そうなる前に、もしくはすでになりかけていると感じた時に「逃げる」を選びましょう。

人生のうち「緊急避難」することが必要な時があります。

大いに「逃げる」選択をしましょう。

たとえ誰かに多少の迷惑をかけてしまったとしても、いいのです。他人に迷惑をかけないで生きている人は一人もいません。

ただ1つ、「逃げる」を選んだ時に心に留めるポイントがあります。

それは「一時的な緊急避難」であるという事。

 

 

「あり」を選んだ後の行動

一度、緊急避難をしたら、まずは自分の「心を落ち着かせ」ましょう。自分の心が落ち着く場所や人、音楽や食べ物飲み物、香り、落ち着くものに触れて下さい。

少しずつ落ち着いてきたら、次に「心を整える」ようにします。

心を整えるとは、

・何が辛いと感じた「原因」だったか

・どうすればその原因を「改善できる」か、または「取り除ける」か

・自分の取っていた行動はどうだったか

この3点を振り返ります。少しずつ絡まった糸をほどく作業をしていくのです。

 

一時的な「緊急避難場所」から、ストレスになった原因を客観的に見るように心がけてみて下さい。

 

原因が分かったら、その辛い状況から抜け出すために、具体的にどう動けばいいのか案を考えます。この時、直感で思い浮かんだものに従ってみて下さい。

ストレスで心身ともに疲弊している状況だと、脳で正常に考えられない場合がほとんどです。あれこれ深読みして考えるよりも、直感で出てきた事が自分の「シンプルな答え」であったりします。

 

もし、自分で行動ができない場合には、家族や友人に頼って代わりに行動してもらうのも「あり」です。

そんなことも自分でしないで恥ずかしい…

いいえ、全く恥ずかしくありません。

必ず誰でも人の助けが必要な時が巡ってきます。そうして人は成り立っています。恥ずかしさや情けなさを負い目に感じる必要はありません。

 

恥ずかしいと批難している人も明日は我が身です。心の問題を抱える事は誰にでも起こりえるからです。辛い時に「私もあの時助けてもらったから」とそっと優しく背中をさすってもらえる、そういう人がいる有り難さは何ものにも変え難いものです。

最終的には自分自身で乗り越えて行かなければなりませんが、その支えとなる人がいてくれるかそうでないかでは違ってきます。

「逃げる」という選択は、「一生」と「一時的」では意味合いが異なります

一時的な逃げを経験し、そこから自分が何を学ぶのか。「逃げる」をそのように捉えると人生の経験値も変わってくるのではないでしょうか。

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

☝ぽちっとして頂けると、一人でも多くの方に見てもらえるので是非お願いします。この情報が、必要としてる方に届きますように。